2011年10月31日月曜日

カブ隊 秋の舎営

10月29日~30日
カブ隊は春日井市少年自然の家で
秋の舎営を行いました。
今回の舎営のテーマは「頂上をめざそう!」。
サブテーマは「仲間をつくろう」です。
一社駅三重銀行前に集合し、地下鉄と
JR中央線、バスを乗り継ぎます。電車・バス
の中ではマナーを守ってきちんと過ごすこと
ができたでしょうか?
少年自然の家へ到着後は弥勒山登山に
出掛けました。進級してきたばかりの、うさぎ
スカウトには少しきびしい山道でしたが、
がんばりました。天気も良く頂上からは
名古屋駅の高層ビル群や、御嶽山、岐阜の
金華山まできれいに見渡すことができました。
頂上でカブ弁当で昼食。その後、コンパスの
使い方や八方位を学んでから下山。
途中で大理石の露頭を見学。サワガニや
カエルを見つけ捕まえました。
自然の家に戻って、入所式。
その後、組ごとに分かれて組旗づくりと、
営火の出し物の練習、夕食とあっという間に
時間が過ぎて行きます。
営火では、スカウトやリーダーそれぞれ
が用意した出し物で楽しみました。
スカウト全員でポケモンの歌を歌いながら
火の周りを回る姿は、本当に楽しそうでした。
寸劇をした組もありました。
営火の最後に隊長から、B-Pの「スカウトたち
への最後のメッセージ」を贈りました。
楽しかった営火も終わり、自然の家の大きな
お風呂でゆっくりと温まりました。
舎営2日目の朝はトリムで体を動かしてから
朝食。部屋の清掃。
その後、お待ちかねのツリークライミングを
行いました。
コナラの木の頂上を目指して登りました。
木の上からの景色はどうだったでしょうか?
木と仲間になる事ができたでしょうか?
ツリークライミングの順番を待つ組は
追跡ハイクに出発。途中森の中で、ロープワーク
に挑戦したり、秋の植物を探したり、紙芝居を
観たりしました。
スカウト達は、新しい組になって初めての舎営を
一緒に過ごし、一緒に楽しみ、協力し、共に助け
合うことで、今までよりも深く仲間となる事ができた
と思います。 
お世話になりました春日井市少年自然の家の
職員の皆様、ツリークライミングでお世話になりました
クラブみゃあの皆様、有り難うございました。
そして春日井の自然にも感謝。
サポート頂きましたボーイ隊、ベンチャー隊
のリーダー、保護者の方、お力添え頂き
有り難うございました。


『 スカウトたちへの最後のメッセージ 』
スカウト諸君
「ピーターパン」の劇を見たことのある人なら、
海賊の首領が死ぬときには、最後の演説をする
ひまはないにちがいないと思って、あらかじめ
その演説をするのを、覚えているだろう。
私もそれと同じで、今すぐ死ぬわけではないが、
その日は近いと思うので、君たちに別れの言葉
をおくりたい。
これは、君たちへの私の最後の言葉になるの
だから、よくかみしめて、読んでくれたまえ。
私は、非常に幸せな生涯を送った。
それだから、君たち一人ひとりにも、同じように
幸福な人生を、歩んでもらいたいと願っている。
神は、私たちを、幸福に暮らし楽しむようにと、
このすばらしい世界に送ってくださったのだと、
私は信じている。金持ちになっても、社会的に
成功しても、わがままができても、それによって
幸福にはなれない。
幸福への第一歩は、少年のうちに、健康で強い
体をつくっておくことである。
そうしておけば、大人になったとき、世の中の役
に立つ人になって、人生を楽しむことができる。
自然研究をすると、神が君たちのために、
この世界を、美しいものやすばらしいものに
満ち満ちた、楽しいところにおつくりになったことが、
よくわかる。 現在与えられているものに満足し、
それをできるだけ生かしたまえ。ものごとを悲観的
に見ないで、なにごとにも希望を持ってあたりたまえ。
しかし、幸福を得るほんとうの道は、ほかの人に幸福
を分け与えることにある。この世の中を、君が受け継
いだときより、少しでもよくするように努力し、あとの人
に残すことができたなら、死ぬときがきても、とにかく
自分は一生を無駄に過ごさず、最善をつくしたのだと
いう満足感をもって、幸福に死ぬことができる。
幸福に生き幸福に死ぬために、
この考えにしたがって「そなえよつねに」を忘れず、
大人になっても、いつもスカウトのちかいとおきてを
堅く守りたまえ。
神よ、それをしようとする君たちを、お守りください。
君たちの友
ベーデン-パウエル・オブ・ギルウェル