8月4日~9日
ボーイ隊は岐阜県高山市の日和田高原にて
開催された第1回ボーイスカウト東海三県合同野営
大会(1TC)に参加しました。
名古屋75団、89団、91団と合同隊を結成し名古屋
千種地区の名東第2隊として1TCに臨みました。
全部で5つある野営区の内、名古屋千種地区は鯱
野営区(第2サブキャンプ=2SC)。
現地到着後に昼食、設営。
この1TCには愛知,三重,岐阜の3県から参加221団、
スカウト1984名、指導者815名の合計2799名が日和田
高原に集いました。また、韓国ソウル北部連盟からも
25名のスカウトが参加しました。
開会式に先立って高山輪技団の一輪車の演技。
美しい演技、楽しく、かわいらしい演技で楽しませて
頂きました。続いて始まった開会式では参加各団の
隊旗を持った旗手が登壇。ずらりと並んだ各隊の隊旗
は壮観でした。続いて陸上自衛隊第10師団音楽隊の
演奏。陸上自衛隊の皆様には、今回の野営大会(キャ
ンポリー)にあたり、給水など多大なご支援を頂きました。
有り難うございます。
演奏中に雨が降り出しましたが、雨具を着て演奏を
楽しみました。開会式ではロンドンオリンピックに
出場中のハンマー投げの室伏広治選手からスカウト達
へのビデオメッセージが流れました。室伏選手は名古屋
125団の副団委員長を務めておられるそうです。
5泊6日の大会期間中、スカウト達は朝6時の起床から
夜22時の消灯就寝まで標準日課を基本に生活。
場内のプログラムエリアや場外で行われるプログラム
に参加し、日頃から原隊での訓練で身につけた
スカウト技能、精神を発揮。パイオニアアワード取得を
目指しました。夜は隊ごとに隊ナイト。各SCのベンチャー
隊が企画運営してくれたSCナイトなどの企画で楽しみ
ました。プログラムエリアでの各プログラムは各サブ
キャンプの指導者が担当。
2SCはオリエンテーリングとスパイダーウェブを担当
しました。オリエンテーリングでは岐阜県オリエンテー
リング協会の皆様に大きなご支援を頂きました。
オリエンテーリングの日本チャンピオン松澤選手に
競技の説明を行って頂き、運営のご指導を頂きました。
有り難うございました。これから大会での益々のご活躍
をお祈りすると共に、スカウト達と一緒に応援させて頂きます。
スカウト達も日常の読図、コンパスの技能を活かし
班のチームワークを発揮しオリエンテーリングを楽しみ
ました。松澤様、本当に有り難うございました。
スパイダーウェブでは森の木立に設けられたクモの巣
の網目を全員が協力して通りぬけます。
糸に取り付けられた鈴がならないようにチームワークを
発揮する必要があります。時にはウルトラ技が出る班も
あり、木立の中からは歓声や笑い声が聞こえてきました。
プログラムの運営を3日間、交代で手伝ってくれたベンチャ
ースカウト達。本当に助かりました。ありがとう!
他にもファイヤースターター(火起し)、班旗を掲げ(ロープ
ワーク)、レスキュー出動(救急法)などスカウト技能を
使った全部で15種類の場内プログラムがありました。
また、ボルタリング、高山市街散策、奈良井宿散策など
の8種類の場外プログラムがありました。
食事は薪を使った隊炊事。愛知、三重、岐阜の日が
設定され、きしめん、伊勢うどん、トンテキ、鶏ちゃん、
飛騨牛くし焼きなど郷土色豊かな献立の食材が配給
されました。
楽しい野営大会もあっという間に過ぎ最後の大集会。
西尾10団の鼓隊チームの演技。
1SC(岐阜)は揖斐川町に伝わる「谷汲踊り」。
壇ノ浦で勝利した源氏の武将が鎌倉に凱旋した時の踊り
をルーツとし、後に雨乞い踊り、豊年踊りと変化したそうです。
大会の成功とスカウトの友情を祈念して踊ってくれました。
岐阜からは427名参加。
3SC(尾張)は尾張の稲沢の「国府宮の裸まつり」の風景を
再現しました。
800名23ヶ隊が参加の5SC(三河)は鎌田流の「棒の手」。
棒の手は約450年前に豊田市で発祥。
続いて今年9月29日~10月15日まで開催される
ぎふ清流国体のマスコット「ミナモ」の「はばたけ未来へ」に
合わせ手話も取り入れたミナモダンス。
4SC(知多)は「よさこい踊り知多」。“どっこいしょ~どっこい
しょう~”の掛け声で盛り上がりました。
再び1SC(三重)は伊勢神宮の「お木曳き」を再現。20年に
一度の式年遷宮の為に、御嶽山のふもとの木曽ひのきを
エイヤ!エイヤ!の掛け声で、はるばる伊勢に運びます。
三重からはスカウト97名が参加。
2SC(鯱)は名古屋の“ど祭り”をイメージした「本物でなければ
意味が無い」。金鯱ダンサーズKSD48が踊りました。
2SCは名古屋市を中心に520名が参加。
続いて韓国ソウル北部連盟のスカウトによるダンスで
盛り上がりました。アリーナは帽子を振って応援するスカウト
の波。各サブキャンプごとに地域の特色を活かし、工夫を
凝らした出し物でアリーナは盛り上がりました。
大集会に続いて閉会式。
班旗コンテストでは三岐11隊フクロウ班。名古屋西部ホワイト
タイガー班が優秀班。最優秀班は3SC尾張東7隊トナカイ班。
閉会宣言では、班や隊の仲間
以外にも多くのスカウト仲間がいる事に気付き、絆を
作る事ができた。この絆を途切れることなくつなげ、
深めたいとの思いが伝わってきました。
岐阜県オリエンテーリング協会の松澤様ほかお世話になった
皆様への感謝状の贈呈。
閉会宣言に続き、ご支援頂いた多くの皆様や日和田の
豊かな自然に感謝を込めて、全員での弥栄三唱。
閉会式の後のファイナルコンサート。ゲストライブは
大知正紘さんの歌で盛り上がりました。曲目は「明日の花」、
「Don't Worry」、「たしかなこと」、「手」、「星詩」など8曲。
ライブの最後には沢山の美しい花火が打ち上げられ、
スカウト達は夜空に浮かぶ花火を見つめていました。
翌朝は撤営。撤営後は参加隊の各サイトから野営地
や共に過ごした仲間への感謝の弥栄の声が日和田の
森にこだまして来ました。
名残を残しつつ、各隊は日和田高原の地を後にし
家路に付きました。
スカウト達の笑顔、一所懸命な眼差し。
楽しい野営大会を過ごすことができたのは岐阜県や
高山市の皆様、陸上自衛隊の皆様など多くの方々の
ご支援があってこそ。心より感謝申上げます。
GHQ、各SHQの指導者の皆さん、各県連の皆さん、
参加隊の指導者の皆さんもお疲れ様でした。弥栄。