2012年7月16日月曜日

カブ隊 夏の舎営

7月14日~16日
カブ隊は岐阜県の郡上市にて夏の舎営を行いました。
郡上八幡に到着後、博覧館の軒下をお借りしてカブ弁での昼食。
上中下の三段で水を大切に使い分ける「水舟」が復元されていました。
博覧館の展示を見学後、郡上おどりの実演を見ました。
7月14日はちょうど郡上おどりの発祥祭の日でした。
町屋が残り風情のある郡上八幡の市街を散策。
宗祇水では、飯尾宗祇の古今伝授の故事にちなみ、
古今伝授クイズに挑戦。古今集に収められている在原業平の
和歌に詠み込まれた花(愛知県の花)の名前を当てました。
「から衣、きつつなれにし、つましあれば、はるばるきぬる、
たびをしぞ思う。」
カブ年代には難しいので答えが分からないかもしれないと予想
しましたが、正解を見つけ出した組が2つ、残り1組も惜しい所
まで辿りつきました。さすがです。
その後、郡上城へ登城。城山から降りた後は、わらべ地蔵さんの
湧水で喉を潤させて頂き、笹舟を作り水路で流して遊びました。
水の恵みに皆で感謝。スカウト達を優しく見守って頂きました
井戸端会議中のおじさん達にも敬意を込めて感謝。
少し進んで、湧水を利用して米をついた「ぼっこり」が復元された
水辺の広場でも笹舟流しに夢中。
郡上八幡は水の生まれる町の呼び名のとおり、清らかな湧水が
いたる所で豊富に湧き出ている素敵な町でした。
宿舎のせせらぎ街道の宿「たかお」に移動。
入所式では「たかお」の支配人さんにスカウト達にお言葉を頂き
ました。休憩と翌日の営火のスタンツ決め、夕食、入浴、組長会議
の後、就寝。

翌朝、目が覚めると雨でした。おにぎりでの朝食後、長良川での
ラフティングに出かけたい所でしたが、降り続いた梅雨の雨で長良川が
増水し、ラフティングは中止。
早朝、吉田川の水の様子を見に来られていた近所のおじさんに伺った所、
今までに水かさがこんなに増えたのを見たことはないとの事でした。
雨天プログラムの美山鍾乳洞での洞窟探検(ケイビング)に変更。
ケイビングを体験しました。ケイビングスーツに着替え、ヘッドランプ付
のヘルメット、手袋を装着。
ODSS(アウトドアサポートシステム)のマッハさん、ぐっさんに導かれ、
秘密の入口から洞窟にもぐります。せまい入り口からは冷たい風が吹
き出してきます。足をおろす所も見えないなか、ドキドキしながら順番に
洞窟に入っていきます。洞窟の中は、体がギリギリやっと通るぐらいの
狭い所、天井が高くホールのようになった所とさまざま。天井からぶら下
がった鍾乳石や、地面から生えた筍のような石筍、鍾乳石と石筍がつな
がってできた石柱。鍾乳石でできた鍾乳カーテンなど面白い形の鍾乳石
がありました。鍾乳カーテンには中が空洞になっているものもあり、手で
たたくと色々な音がしました。鍾乳石は1㎝成長するのに150年かかるそうです。
3点確保で崖を登ったり、下ったり、狭い場所をほふく前進で這って通り抜
けたりして探検を終えて地上に出てきた時は、ホッと緊張から解放されました。
ヘトヘトに疲れたスカウトもいました。
着替えた後で、ガイド頂いたマッハさん、ぐっさんに感謝のエールを贈りました。
安全に貴重な体験をさせて頂き、ありがとうございました。
また、私たちが探検させて頂いた美山鍾乳洞の自然にも感謝のエール。
(美山鍾乳洞は郡上市の天然記念物)
昼食後は宿舎に戻り、お昼寝(休憩)の時間。スカウト達、みんな、
ちゃんと体を休めたでしょうか???
その後、吉田川に川遊びにいく予定を変更し、郡上市総合スポーツ
センターのプールへ。川ならぬプールで泳ぎました。プールを堪能した後、
宿舎へ戻り夕食。
その後、口明方小学校の校庭をお借りして営火を行う予定が、雨の
ため明方公民館をお借りして室内での営火となりました。
2組は「組体操」。1組は郡上城に上った時に見かけた虫たちを歌に
読み込んだ「毛虫が三匹」の替え歌。
3組は「カブ歌集を開いた所に載っているソングを歌うスタンツ」。
振付つきで「ヤヤヨーヨーユピ」で盛り上がりました。
そして、「たかお」の支配人さんのご厚意で玄関の屋根の下で花火
をさせて頂きました。入浴後、組長会議、就寝。

翌朝起床後、健康チェック、朝のセレモニー。
スカウト達が友人や祖父母、親戚、保護者の方など思い思いの人に
宛てて書いたハガキを、セレモニーの後で、雨が小降りの間に近所の
ポストに投函。宿舎の近くを少しだけ散策。カエルを捕まえたり、
イモリを見つけたスカウトもいました。宿舎に戻り手洗い、朝食後、清掃。
そして、最終日も、やはり川遊びは中止。
郡上市の旧庁舎記念館に伺い郡上踊り保存会の師匠の
ご指導を頂き、郡上おどりの「かわさき」、「春駒」を練習しました。
宿舎に戻り、舎営の感想文書き、昼食。
昼食後、退所セレモニー。「たかお」の支配人さんにお言葉を頂き、
感謝のエール。お世話になった舎営地の自然、美山鍾乳洞など
それぞれ思い思いの方向に向かって感謝のエール。
郡上八幡の皆さん、「たかお」の皆さん、ODSSの皆さんなど多くの方々
にお世話になり、楽しい舎営をする事ができました。ありがとうございました。
出発前に川遊びをする予定だった吉田川を見てから郡上八幡を
発ちました。徐々に空は晴れてきて、夏の訪れの気配を感じさせる空の色。
「郡上の八幡出てゆく時は、雨も降らぬに袖しぼる」、“かわさき”の
歌詞を心に浮かべながら名古屋へ。

団倉庫到着後、表彰式。総合優勝組は2組。総合優勝を狙って、
組のなかまで話し合い「5分前行動」を行う事ができました。
続いて最優秀ゴールデンスカウトの発表。クマスカウトに上進章の授与。
次に保護者の方の前で各スカウトから舎営の感想文を発表。
隊長から夏の舎営参加賞メダルの贈呈。
舎営に参加、お手伝い頂いた保護者の方に感謝のエールと夏の舎営
参加賞メダルの贈呈。そして、各組ごとに仲良しの輪で解散。

舎営に参加頂きました保護者の方ありがとうございました。
本当に助かったと共に、楽しく過ごさせて頂きました。
また、舎営には参加できませんでしたが、下見、しおりの作成、
そして心のこもった表彰グッズ、夏の舎営参加賞メダルを作って頂き
ました副長。事前振込など会計の手配を頂きました副長。
また、お仕事があるのにギリギリまで舎営に参加頂きました副長。
舎営でもスカウト達を一番間近で見守り、導いて頂きましたデンリーダー
の皆さん。本当にありがとうございました。
ほぼ3日間雨が降り続いた夏の舎営も、皆さんのお力で無事終える
ことができました。心から感謝致します。
カブのスカウト達はラフティングや川遊びができず残念だったと
は思いますが、天気は人間がコントロールする事はできません。
お楽しみは、またいつか。今回参加できなかったスカウト、リーダー
も一緒に、なかまが全員で行ける日を楽しみに!