2010年8月5日木曜日

第15回日本ジャンボリー見学隊

8月5日
75団は千種地区15NJ見学隊に参加しました。
途中休憩をとりながら、バスに乗って約4時間。
15NJが開催されている朝霧高原に到着。
富士山頂は雲に遮られて、ごくたまに姿を現す程度。
バスの車窓から垣間見えるテントサイトには沢山の
テントがぎっしり林立していました(15NJ派遣スカウト
達は会場に9ヶ所ある、下の写真のようなテントサイト
で生活しています)。
見学隊は会場到着後、ジャンボリー大集会が開かれ
るアリーナに向かいます。
まず目に入って来たのは、アリーナ後方のポール上の旗。
15NJに海外から参加の41ヶ国の海外ボーイスカウト連盟
旗です。(参加は48ヶ国)もちろんボーイスカウト運動
発祥の地、UK連盟の旗も誇らしげにひるがえります。
アリーナ前方左手には15NJ旗、世界機構旗、日本国旗、
日本連盟旗、静岡県連旗が風にはためいています。
見学隊はアリーナ後方に集合し、持参のカブ弁で昼食。
入場開始時刻を待っていると、続々とスカウト達がアリーナ
に集まって来ます。我が愛知第4隊、第5隊も到着。
75団から派遣のスカウト2名にも出会う事が出来ました。
出発式の時に比べるとさらに陽にやけてたくましく。
派遣隊の仲間と一緒に笑顔で楽しそうです。残りの期間、
健康に気をつけて楽しんできて下さい。
その後、アリーナ内の指定ブロックに着席。
陸上自衛隊第1音楽隊のブラス演奏。ミス富士山グランプリ、
ミス富士山による歓迎の言葉、会場のある富士宮市の紹介。
富山、福井のスカウトの開会宣言によってジャンボリー大集会
が始まりました。
 FIFAワールドカップ南アフリカ大会でサッカー日本代表チーム
を率いた岡田武史監督の登場で会場はさらに盛り上がりました。
岡田監督もカブ、ボーイスカウト活動をされていたそうです。
 会場の参加者に向けお話しを頂きました。まず、環境との共生、
地球環境について。1900年に15億人だった地球の人口。1950
年には30億人。2000年には60億人になり、今や68億を超え
ようとしている。でも地球は大きくならない。このまま人口が
増えていくとどうなるのか?仲間と共生。仲間だけでなく、自然、
動物とも共生。これが環境問題。ボーイスカウトの皆さんも考え
ジャンボリーでの共生の試みを成功させて下さいとメッセージ。
さらに、環境(の変化)に対して強くならなければならない。
少々環境が変わってもがんばれる人間。ちょっとのことで諦め
ない、チャレンジする人間が必要。これはボーイスカウト活動
そのもの。 B-Pの言葉「フットボールをする時、あなたはあなた
自身が楽しむだけでなく味方が勝つようにゲームをする。
結局それがスカウトの義務である」を引用され、自分が楽しくて
満足していれば、チームが負けたっていい。それでは意味がない。
南アフリカ大会での日本代表チーム。試合に出ていないメンバー
が悔しい思いをこらえ、チームが勝つために自分ができる限り
の事をしてくれた事。それが本当のチームプレーである。
スカウトの皆さんも B-Pの言葉を忘れないで下さいとお話しされ
ました。また、代表チームは日本を誇りに思い、日本人の魂を
持って闘った。自分の国を誇りに思い愛さずにどうして世界に
はばたけるでしょうか?みなさんも日本を誇りに思い、自分の国
を愛して世界にはばたいて下さいと話されました。
パラグアイ戦のPK後に、自国を誇りに思い、勝利の喜びに沸く
パラグアイ選手の列から一人はなれ、サンタクルス選手が
日本選手一人一人と握手して回ったエピーソード。
日本を誇りに思い、日本を愛すると同時に自分と同じように、
世界中の仲間みんなが、それぞれの国を愛 し、誇りを持って
いる事を知っていて欲しい、忘れないで欲しい。
そういう素晴らしいスカウトになって世界に羽ばたいて欲しい
と締めくくられました。本当に良い大切なお話しを聴かせて
頂きました。自分だけでなく相手を思い敬う。簡単ではありま
せんが是非、そうありたいと心から思います。有り難うござい
ました。岡田監督はスカウト時代は不器用で技能章をなか
なかもらえなかったそうですが、ボーイスカウトの誇りとして
日本連盟からスカウティング褒彰。会場全員で岡田監督に
エール。
ワールドカップでの感動をありがとう!弥栄!弥栄!弥栄!
スカウティング褒章おめでとう!弥栄!弥栄!弥栄!
岡田監督もきちんと三指の敬礼と弥栄で応えて下さいました。
 続いて帝京大学チアリーディング部バッファローズの演舞。
こちらも華麗かつキビキビしたチアで大いに盛り上がりました。
ありがとうございました。次は私達がバッファローズの皆さん
を応援する番です。日本選手権大会がんばって下さい。
GO ! BUFFALOS !   GO ! BUFFALOS !
 全国のスカウト達の演技も続きます。カラーガード,ソーラン節,
せんとくんのBeat It,香港派遣団による布を使った舞。
 スカウトの先輩である野口聡一さんからのビデオメッセージ。
 おなじみのガストのCMソングを歌う奥華子さんのライブ。
曲は「初恋」、「ガストCM曲♪今日も元気だガストが楽しい~♪」、
「太陽の下で」、時をかける少女のテーマ曲「ガーネット」、
そして新曲の「ガラスの花」。奥華子さんは小1から大学生
ぐらいまでガールスカウトをされていたそうです。お兄さんの
奥タロウさんもボーイスカウトだそうです。素敵な歌を有り難う
ございました(8/18リリースのアルバム“うたかた” 聴きます)。
 スカウトの演技に戻り、トランペット鼓隊,スコットランド派遣団の
バグパイプ演奏「Scotland of Brave」,ドンパン節など。
各地のスカウト、それぞれ趣向を凝らした演技で楽しませて
頂きました。 我が中部ブロックは七所神社の神事として庄内川
で行われる「きねこさ祭り」を再現した「でっかくはばたけ、きねこさ
祭り」。 郷土への愛を元気に表現しました。
 演技が進む中、ジャンボリー大会の会場であるアリーナでは
全国、そして海外から集まったスカウト達が笑顔で挨拶を交わす
姿が見られます。それぞれの地域にちなんだデザインのチーフや、
キャップ、ハットを見ているだけでも興味が尽きません。
またチーフリング、ピンバッチの交換も行われていました。
会場内では、スカウト平和の日のイベントでスカウト達が
記した平和へのメッセージで大きなボードがいっぱいです。
ジャンボリー施設の設営、給水などの運営で大変お世話に
なっている自衛隊さん(海上自衛隊員さん)と記念撮影。
ジャンボリーをサポート頂き、ありがとうございます。
 そうそう、クレヨンしんちゃん「野原しんのすけ」君もボーイ
スカウトです。 班旗のデザインとしてしっかりジャンボリーに
参加していましたよ。陽が傾くと共に、楽しかったジャンボリー
見学もあっという間に終了。
ジャンボリー見学隊は名古屋を目指しバスに乗って帰路に
就きました。 (今回はジャンボリーのほんの一部を見学した
だけですが、是非、 一人でも多くのスカウトにジャンボリーを
体験してもらいたいと思います。)
 安全快適に往復して頂きました鯱バスさん有り難うございました。
また、見学隊でご一緒させて頂きました22、35、39、66、74、
87、89、91各団の皆さんお世話になりました(美味しい手作りパン
もご馳走さまでした)。 ジャンボリー見学隊を準備、引率頂きました
リーダーさんに感謝致します。
 派遣隊スカウト、リーダーさん。後半日程から参加のローバー
スカウト。元気に残りのジャンボリー期間を楽しんできて下さい。