2011年7月25日月曜日

カブ隊 夏の舎営

7月22日~7月24日
カブ隊は岐阜県関市洞戸の高賀山自然の家
にて夏の舎営を行いました。
団倉庫に集合。はじめのセレモニーで舎営の
目標を各スカウトから発表しました。
「荷物が重くてもがんばって自分で持つ」、
「自分の事はじぶんでやります。」、「困っている
人がいたら助けます。」、「みんなといい想い出を
作りたい。」、「挨拶を自分からします。」、「下の
スカウトの面倒をみます。」、「5分前行動」、
「暑さに負けず元気に過ごす」などそれぞれ目標
を持って舎営に臨みます。
お見送りの保護者の方、団関係者に“行ってきま
すのエール”。車に分乗して洞戸に向かいました。
高賀山自然の家に到着後、入所式。カブ弁での
昼食後、目の前の板取川に川遊びに向かいました。
あいにく天気は曇り。川の水も少し冷たく、
最初は水際でキャーキャー悲鳴をあげていた
スカウト達も少しすると慣れて元気に水の中に。
岩の上から飛び込んだりして楽しみました。
川遊びを少し早めに切り上げて、飯盒炊爨。
組ごとに飯盒でお米を炊き、カレーを作りました。
春の舎営に引き続き、2回目とあって段々手際よく
美味しく作れるようになってきました。
スカウト達が作ったカレーをリーダーも頂きました。
ご馳走様でした。
夜の活動では、花火をして大いに盛り上がりました。
みんな猛烈な勢いで花火をするので煙がモクモク。
その後、入浴前の時間で、肝試しをしました。
洞戸の夜は真っ暗闇。遠くからスカウトの悲鳴が聞こ
えていました。恐くても、肝試しが好きなんですね。
なぜ?

舎営2日目はモーニングゲームのヨガからスタート。
朝のセレモニーで、前日にがんばったスカウトを表彰。
セレモニー後は、副団委員長から頂いた竹とんぼを
飛ばして遊びました。丁寧に作られていてよく飛ぶ
竹とんぼ。横向きに飛ばしたりしてスカウトは色々な
発見をしていました。有り難うございました。
朝食後、高賀山ハイクに向かいます。木の枝の杖を
持って急な山道を登りました。途中、ガマガエルやセミ
に出会ったり、渓流に手を浸したり顔を洗ったりしました。
ヒグラシ蝉の鳴く木陰の山道をひたすら登る事、
約1時間半で岩屋に到着。巨大な岩の下に何人もが
入ることができる部屋があります。
ここは、円空仏で有名な円空さんが修行された場所
だそうです。スカウト達は巨大な岩の上に登って
ヤッホーと叫んだり、棲みついているコウモリを見つけ
て大騒ぎ。登山の疲れを忘れて楽しんでいました。
下山後は、高賀神社に参拝。大きなトカゲを見つけ
て皆で追いかけましたが惜しくも捕まえる事はできず
逃げられました。トカゲさん追い掛け回してごめんなさい。
スカウト達と遊んでくれて有り難う。(でも本当に大きな
トカゲでした。)
続いて円空記念館を見学しました。晩年の円空さんが
お母さんへの思いを込めて彫った仏様や、
高賀神社に彫った狛犬などを拝見させて頂きました。
ご説明頂きました円空記念館の方有り難うございました。
自然の家に一旦戻り、水着に着替えて今日も川遊びに
向かいます。絶好の川遊び日和。思いっきり楽しみました。
川遊びの後は、「きこりの店」で木工工作に挑戦。
板をノコギリで切り、カナヅチで釘を打って貯金箱を作り
ました。最後に色々な形のかざりをつけて、底にフタをして
出来上がり。普段ノコギリやカナヅチを使う体験は少なく、
木工作業はとても楽しかったようです。
自分で作った貯金箱。みんななかなかの出来栄えです。
ご指導頂きました「きこりの店」の方、お世話になりました。
有り難うございました。
自然の家で夕食後は営火です。組ごとにそれぞれ
楽しい出し物や歌で盛り上がり、笑顔と笑い声の絶えない
本当に楽しい楽しい営火となりました。今回、営火の薪の
一部と、飯盒炊爨の薪として岩手県大槌町で震災を乗り
越え立ち上がろうとされている方々が作られた「復活の薪」
を使わせて頂きました。営火の最後に、炎を見つめながら、
こんなに楽しいひと時を仲間と一緒に過ごせる幸せに
感謝すると共に、被災された方々を思い自分達に出来る
ことを少しずつでも実践したいと思いました。
スカウト達の心の中にも感謝と思いやりの灯がともった
と思います。
元気なスカウト達も、今日一日の盛りだくさんの活動に、
入浴後は皆ぐっすり眠っていました。

舎営3日目。モーニングゲームは体育館で王様ドッチ
ボール。結果は1組の勝ち。朝のセレモニー、朝食後は
掃除の時間です。3日間お世話になった部屋、お風呂、
トイレを掃除します。きちんと早くおえる事ができれば、
お楽しみの川遊びの時間が増えるとあって、一所懸命
取り組みました。
掃除の後はお昼のバーベキューの準備。野菜を切って
下ごしらえを済ませました。
そしていよいよ川遊び。慣れてきても安全に対する約束
はきちんと守りました。
副長の後に続いて、かなり高い岩から水に飛び込みます。
飛び込む前は、躊躇していましたが、恐さに打ち克って
飛び込めたスカウトの表情は自信と達成感に満ちた
笑顔で輝いていました。
飛び込みをしなかったスカウトも自分のバディーと一緒
にそれぞれ川遊びを楽しみました。
もっともっと川で遊んでいたかったと思いますが、時間
が来て自然の家に戻りました。次はお楽しみのバーベ
キュー。洞戸産のブルーベリーも頂きました。
みんな、すごい勢いで食べるので、両組のデンリーダーさん
は焼くばっかりで、自分で食べる時間がなかったのでは
ないでしょうか?お疲れ様でした。
お腹がいっぱいになった後は、体育館で思い思いの人に
宛てたハガキに舎営の出来事や思い出をつづりました。
そして、原稿用紙に向かって舎営の感想文も書きました。
書いた感想文を、みんなの前で発表しました。
それぞれの楽しさが伝わって来ました。
いよいよ洞戸を発つ時間が来ました。お世話になった
自然の家の方に、“有り難うございますのエール”をおくり
お礼を申上げました。お陰さまで楽しく充実した3日間を
過ごさせて頂きました。有り難うございました。引き続き、
山、川、自然の家など、スカウトそれぞれが、一番印象に
残った場所、お世話になった場所に向かって“有り難う
ございますのエール”をおくり感謝しました。
お世話になりました洞戸の皆様、有り難うございました。
その後、車に分乗し、団倉庫へ戻りました。
団倉庫で終わりのセレモニー。ゴールデンベアの発表。
3日間お世話になった保護者の方、副団員長にお礼の表彰。
そして、引越しで今回の活動で75団での活動が最後になる
スカウトとデンリーダーに記念の品を贈りました。
「これからも、がんばろう!ウォー!ウォー!ウォッー!」
私たちは、これからもずっと75カブ隊のなかまです。
転団先でも活動を続けて、ジャンボリーでまた会いましょう!
その後、各組なかよしの輪をして解散しました。

登山の苦しさ、川遊びでの岩からのジャンプの恐怖心など
壁を乗り越えたスカウト達は達成感を感じてくれたと思います。
スカウトのたくさんの笑顔と歓声、真剣な表情。
充実した舎営を過ごす事が出来ました。
保護者の皆さん、舎営のしおりを一緒に見ながらスカウト
から舎営での体験を沢山聞いてあげて下さい。
舎営用のジュースを準備頂きました保護者の方、有り難う
ございました。また、今回の舎営に参加頂きお手伝い
頂きました保護者の皆さん有り難うございました。
また、ハードな全日程をサポート頂きました副団委員長。
本当に有り難うございました。お陰様で夏の舎営を無事に
おえることができました。カブ隊リーダー一同心よりお礼申上
げます。有り難うございました。薪を作って下さった吉里吉里国
の皆さん有り難うございます。カブ隊リーダーもお疲れ様でした。

宣伝:岩手県大槌町の吉里吉里国「復活の薪」。
津波の瓦礫の中の廃材から出来ています。
とても乾燥していて火のつきが早く火力も強いです。
飯盒炊爨にぴったり。営火で組むには長さが
少し短いですが、煙が少なくとても美しい炎が上がり
ます。薪を購入する事で被災地復興の応援にもなり
一石二鳥。ボーイスカウト関係者の皆さん、
是非お試し下さい。(現在、大繁盛で届くのに少し
時間がかりますので、充分早めにご発注を!)