2012年5月5日土曜日

カブ隊 春の舎営

5月3日~5日
カブ隊は四日市市水沢町の四日市市少年自然の家
で2泊3日の日程で春の舎営を行いました。
5月3日、団倉庫での出発式で各スカウトから舎営の
目標の発表。「しっかりと自分の役割を果たす。
年下のスカウトの面倒を見る」、「5分前行動をする」、
「時間を守る」、「知らない人にも進んで挨拶をする」
など。保護者の方に、行ってきますのエールをした後、
車に分乗して出発。
四日市市少年自然の家に到着後、カブ弁での昼食。
入所セレモニー後、工作室で伊勢型紙づくりに挑戦。
鈴鹿地方に伝わる伝統工芸の伊勢型紙は、江戸小紋
などの着物の型染めに使う型紙で、柿渋で張り合わせ
た和紙に彫刻刀で図案を彫ります。黙々と集中して細
かい作業をこなすスカウト。そこそこに仕上げるスカウト
と、それぞれのスカウトの個性がみられて興味ぶかかっ
たです。出来上がった型紙を色紙に貼り付けて完成。
細かく難しい図柄を選んで時間内で完成しなかった
スカウトは自宅で続きを仕上げて下さい。
次に、野外炊事場へ移動し、野外炊飯を行いました。
組ごとに、くまスカウト、しかスカウト、うさぎスカウトが
それぞれ役割を分担し、協力してカレーライスを作りま
した。各組とも自信作。自分達で作ったカレーが一番。
リーダーもご相伴に預かりましたが、なかなかの出来
でした。ご馳走様でした。炊具の後片付けの後は、
自然の家に戻って、営火の出し物決め。昔話を題材に
寸劇のストーリーを決めました。
その後、大きなお風呂に伸び伸び入浴。そして思い思い
の人に宛てたハガキを書いてから就寝。
5月4日、6時起床。朝の点呼の後、活動着に着替えて
朝の散歩。天気は狐の嫁入り。山の方向には虹が見え
ました。展望台から朝日が照らす伊勢湾までの眺めを
見ながら朝のセレモニー。ソングは「光の路」。
朝食後、今年の年間テーマ「頂上を目指そう!」の言葉
通り標高875mのゴリラ山こと、雲母(キララ)峰Ⅱの頂上
を目指し登山に出発。途中、ヤマビルを発見。ヒル除け
スプレーで予防。時折、雨が降ってきたりしましたが、
スカウト達は急な坂を一歩一歩上りました。
途中、片側が切り立った崖になっている隘路は、ひとり
ずつ慎重に通過。昼前に頂上に到着。雨の中、風当たり
の弱い場所を見つけ、お弁当での昼食。下山後、雨は
やみましたが、風が強く、予定していたドラム缶風呂は
中止し、近くの温泉でゆっくりと体を温めました。
宿舎での夕食後は、体育館での営火。キャンプファイヤー
に代わってキャンドルサービスを囲んでスタンツ。
2組「浦島太郎」。小道具も製作し、なかなか凝った作り
でした。リーダーの出し物「我は大蛇」。3組「カレー恐い」。
台詞もはっきりと聞こえ、面白い劇でした。
リーダー出し物「鬼のパンツ」。1組「カニの恩返し」。
情感のこもったナレーションで聴かせました。
リーダー出し物「だるまさんゲーム」。楽しい営火もあっと
いう間に終わりました。ハガキ書き、組長会議の後、
就寝。登山の疲れもあり、スカウト達はぐっすり眠っていま
した。
5月5日、6時起床。朝の点呼の後、活動着に着替えて
大門池の周りを散歩。昨日登ったゴリラ山が朝日を受けて
緑に輝き大門池に映っていました。林の中の丸木橋を
渡り、ツリーハウスを下から見学。大門池の畔で朝の
セレモニー。
宿舎に戻り、朝食後、清掃。各組の分担の場所を掃除
しました。ほとんどのスカウトが楽しみのカヤック体験を
目指して、早くチェックをクリアするために協力し、真剣に
掃除に取り組みました。
続いて大門池でカヤックを体験しました。くまスカウトは
スカウト同士、うさぎスカウトはデンリーダーと、しかスカ
ウトはリーダーと2人一組で乗艇。カヤックを楽しみました。
楽しかったカヤックもあっという間に終了。
大門池の畔でお弁当での昼食。舎営の感想文書き。
退所式で四日市市少年自然の家の方に感謝のエール。
また、各スカウトが一番思い出深かった方向に向かい、
3日間お世話になった舎営地の四日市の自然に感謝の
エール。ありがとう!ウォー!ウォー!ウォッー!
その後、車に分乗し団倉庫へ。団倉庫到着後に迎えに
来て頂いた保護者の方の前で舎営の感想文の発表。
ゴールデン(最優秀)スカウトの表彰。
楽しかった舎営でしたが、決して楽しいだけの舎営では
ありませんでした。この舎営を通じて、スカウト達は安全に
楽しむためにルールを守ること。それが自分や、なかまを
守ることにつながること。自らの責任を果たすこと。なかま
と協力すること。つらく苦しくても、がんばって乗り越えること。
そして、その先に楽しさがあることを体験し、感じ、学んで
くれたのではないかと思います。
3日間お世話になりました四日市市少年自然の家の
スタッフの皆様有り難うございました。
家族参加頂きました保護者の方、有り難うございました。
カブ隊リーダーもお疲れ様でした。